初節供の時に、近親者や知己に菱餅を贈ります。
その時に添えるきな粉包です。
菱餅はもともとは母子草を入れたお餅で、
母と子が健やかであるよう願いを込めたもの。
今のように3色になったのは、明治時代とのこと。
意外に新しい風習なのですね。
3色には春の情景が込められています。
「緑 → 白 → 桃色」と重ねた時は、
まだ雪深く雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲く情景。
「白 → 緑 → 桃色」と重ねた時は、
わずかに残る雪の中から新芽が顔を出し、桃の花が咲く情景。
全国的に雪の多い冬でしたので
今年の春の情景は、前者の方でしょうか?