折形礼法の考察



小熨斗の復元

d0151936_18483432.jpg

小熨斗の復元を試みてみました。
他にもある可能性はあるが、今の知識で復元できたのはこの形。
左から『真』『行』『草』
一番右は『両開き』とか『蝶花形』と呼ばれるもの。

真は目上の方への丁寧な贈り物に添え、
行は目上の方でも格式張らない場合や同僚への贈り物に添えます。
草は略式。

真と行の使い分けが難しかったことから
「どちらでも使えますよ。」と両開き小熨斗が生まれたとのこと。

この復元を通して感じたことがある。
熨斗紙(水引と小熨斗を印刷した紙)を考案した人の気持ち。
略式への葛藤・・・それでも伝えたい。
そう願ったのではないでしょうか?

熨斗紙に印刷される小熨斗は圧倒的に『草』
付け熨斗の形で残っているものは大半が『両開き小熨斗』
真や行を印刷することはなかった。
それは「これは略式です。最低限の作法の形です。」と伝えている。

『真』や『行』の形を日常で見掛けることはなくなりました。
それでも熨斗紙というものが身近にあったことで、
真と行を復元したいと思った。そのことに感謝したい。














[PR]
by kagamiru | 2014-02-03 18:54 | 復元
<< 雛 檀紙 >>


折形の背景を調べながら、今へ伝わる文化として紹介していきたいと思います。

by kagamiru