折形礼法の考察



水引の歴史

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昔からあるものと思われがちですが、
水引が今のような張りのある質感になったのは、明治以降とのこと。
それ以前はもう少しやわらかな紙縒り。
そして、それよりもっと前は大麻で結んでいたものかと思います。

素材が変わると文化も変わる。

紙縒りや大麻では、華やかな鶴や亀、松竹梅などの
装飾を生みだすことはできません。
婚礼の結びの定番である「あわじ結び」すら難しい。

今、祝いの形として常識となっているものは、比較的新しい文化の形。

それでは・・・とそれ以前を想像してみる。

水引といえば、紅白に染め分けられたものを思い浮かべますが、
この定番も昔から・・と言う訳ではないようです。

紅白に染め分けることになった由縁は諸説あるのですが、
結ぶ時に紙縒りを口にくわえたことが始まり。というのが通説。
口紅が紙縒りに移ることから、そのまま紅を引くようになったのでは?
と言われています。

口紅といえば、女性を想像させるものですから、
折形が武家の文化であった頃には無いものでしょう。

少し調べるだけで、いろいろな要素が削られていく。
いつの間にか盛られた文化なのだと気づく。
一度原点を確かめ、その上で今必要な形に盛りたいと思う。

写真は麻紙糸。
私が好んで紙縒りとして使っているもの。
数年前に廃番になってしまったのですが、
在庫を探してもらい手に入れる事ができたので
嬉しいな・・・という気持ちと、
でもこれを使い切ってしまったらどうしよう・・・
という不安な気持ちから
水引について考察してみました。











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by kagamiru | 2015-03-02 20:54 | 考察
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折形の背景を調べながら、今へ伝わる文化として紹介していきたいと思います。

by kagamiru