折形礼法の考察



カテゴリ:夏( 9 )


端午の節供の粉包

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端午の節供の折形は沢山あります。
武家の文化だからなのか?
節供を象徴する兜が形になりやすいのか?

2つ同時期に使われていたのではなく、
手前の方が時代が古いもののように感じます。

遊戯の折紙に近い趣をしていますが、
折る時に使う紙は長方形です。
正方形の折紙はいつから始まったのでしょう?











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by kagamiru | 2015-05-05 10:05 |

七夕のしつらえ

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七夕のしつらえをしてみました。

今現在、一般的となっている七夕行事は
いろいろな要素が混じり、娯楽へ発展したもののように思います。

もともとは「たなばた」は「棚機」と書き、
水辺に棚をつくり、身を清め、
神へ捧げる布を織る行事だったとのこと。

それが七日の夕刻だったため
「七夕」と書くようになったと言われています。

織り姫・彦星・天の川・笹の葉・短冊・願い事・・・
これらは祭りが祈りではなく
娯楽になる過程でうまれた要素のように思います。

糸包と五色の短冊の間には時代の隔たりがある。
と思いつつ、折衷案です。









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by kagamiru | 2014-07-07 12:56 |

端午 菖蒲・蓬包

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「端」は始めのこと。
5月の始めの午の日が端午の節供。

旧暦の5月5日は農作業が忙しくなる頃。
梅雨が近いこともあり、疫病や邪気を祓うために
香りの強い菖蒲や蓬を軒先に飾ったとのこと。

折形には、菖蒲の「葉」を包む形とは別に
菖蒲の「花」を包む形があります。

それぞれ贈る意味が違うのでしょうが、
どうやら植物学的にも菖蒲と花菖蒲は別物とのこと。
菖蒲は「あやめ」とも読みますが、これはこれで別物とのこと。
なんともややこしい・・・・

昔の風習は、普段見過ごしていることを
改めて考えるきっかけとなる。

※ 写真のガラス器は瀬沼健太郎さん作です。










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by kagamiru | 2014-04-27 13:23 |

端午の節供の胡麻塩包

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これは端午の節供の胡麻塩包。

胡麻塩包として作っても
「飾っておきますね!」と言われることが多いものですから、
一層の事、始めから飾り物として作ってみました。

飾り紐を通すためにパンチで穴を空けてしまったので、
刃物を避ける武家の礼法としてはいかがなものかと・・・・
ということになるのでしょうね。













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by kagamiru | 2014-04-15 10:57 |

暑中お伺い申し上げます。

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紙の季節感を考えてみる。

紙そのものを涼しいとは思わないが、
キリッと折ると夏の涼にもなるものだな・・と思う。

ひと折り、ひと手間かけて、
夏のおもてなしにいかがでしょうか?
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by kagamiru | 2013-07-24 20:52 |

七夕と梶の葉

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七夕といえば「笹」となったのはいつからでしょう?

昔は七夕といえば「梶の葉」
笹のさの字も文献には見当たらない。

紙が一般的でなかった頃は当然短冊もなく、
梶の葉が短冊代わり。
梶の葉に墨で歌を書いていたという。
順番から言うと、短冊が梶の葉の代わり。
と言った方が良いのでしょう。
その梶の葉は紙の原料だったりするから面白い。

貴族の風習が庶民に広まった時に変化したと考えるのが自然。
ということは、やはり江戸時代。

現在、日本の昔ながらの風習と思われているものは
殆どが江戸時代のもの。
これも不思議な現象だと思う。











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by kagamiru | 2011-07-07 10:16 |

一束一本末広包

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紙を1束と末広を1本セットにして贈る
進物の型があったのだとか・・・
その時の末広包。

末広とは、儀式や演芸に使われる扇のこと。
つまり舞扇だろう・・と解釈し、
久保紀波さんの舞扇を包んでみました。

普通の扇包より、一手間かかる。
そして、格が高くなる。

プレゼントとか、贈り物という言葉より
進物という言葉が似合う折形だと思う。











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by kagamiru | 2011-06-30 10:41 |

扇包

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折形で一番種類が多いのが胡麻塩包。
その次に多いと言っても過言ではないのが扇包でしょうか?

香包も同じくらいありますが、
包む香によって変える。と考えれば、
多種あることに納得ができる。

扇包が沢山あるのは何故でしょう?

この3つ・・・・
扇包としか文献には書いていないのですが、
何かあるはず・・・
何かしらの使い分けがあるはず・・・
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by kagamiru | 2011-06-22 00:38 |

端午の節供祝いきな粉包

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抽象と具象について考える。

端午の節供にまつわる折形はいくつもあるのですが、
兜を具象的に折り出したものは時代が新しいように思う。

何を折り出しているのかよくわからないもの、
つまり抽象的な表現の折形の方が時代が古い。

ちなみにこれは、菖蒲を表しているとも、
粽を表しているとも、菖蒲と兜を合わせた形とも言われている。
どれも言われないと分からない。

昔の意匠の方が大胆で斬新だと言われる意味を考える。











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by kagamiru | 2011-05-04 22:58 | | Comments(0)


折形の背景を調べながら、今へ伝わる文化として紹介していきたいと思います。

by kagamiru