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折形礼法の考察



糸類包

糸類包_d0151936_8365472.jpg

折形は立体での資料が残っていない。
写真がないのは当然のことながら、写生的なものも少ない。

この糸類包も遺物包のように、両脇を折った状態の雛形が一般的。
文献だけ見ていると、封筒のような形体を想像する。

しかし、実際に糸を包もうと思うと、
両脇の折りはいらないのではないか? と思う。

包む糸の量がもっと少ないのかも・・・
とかいろいろ考えたが、この状態が一番自然に思えた。

折形は折り上げたものを帳面に張り、保存をしていたらしい。
平面で保存する際に出来た折り線も必要なものとして
伝承されてしまったのではないか? と想像する。











by kagamiru | 2011-08-22 08:53 | 復元
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折形の背景を調べながら、今へ伝わる文化として紹介していきたいと思います。

by kagamiru