お気に入りの書道半紙メーカーが廃業した。
表面に絹目加工が施してある
珍しいタイプの半紙をつくるメーカーだった。
薄手でありながら、
その加工のおかげで存在感のある折形を折ることができた。
ないものを強請っても仕方がないので、また新たな出会いを探します。
とは言ったものの、他に代わりがない。悲しい・・・
伝統的なことを表現の一部にしていると、
文化の継承を期待されたりする。
出来る事ならその期待に答えたいと思うものの、
継承したくとも出来ない現実が
目の前に迫っていることも知って欲しい。
日本文化を形づくる材料や道具の衰退は、
作り手にしか分からないこと。